奥の細道

今日、一気にたたみがけるが如く読破。
何せ昨晩、彼氏と喧嘩。
男女関係の情緒不安定になっている時に、落合先生の物語は
心に染みるんです。
少年の心を持ったまま、自分の食うも食われぬ状況ながらも
若手画家の世話をしちゃうどうしようもないけど、憎めない男を
好きになっちゃった女の話。とか。

マザコン男と結婚しちゃった女性が、そんな彼からきっぱり離れて
新しい一歩を踏み出す話。とか。

様々な人生模様と男女関係が心に響いてくるんです。

落合先生の良い所は、一様に女性が前向きに書かれている処。
元気もらえるんですよ。

頭に血がのぼって相手を思いやる気持ちがどうしても薄れちゃう。
いつもいつも反省。。。。

深夜ドラマを文庫化したのを読んだ。
警察勤務の冴えない無趣味男霧山修一郎が
無理やり趣味とした時効事件の捜査。

そんな霧山修一郎に恋する、交通課婦警三日月しずか。

それと彼らをとりまく警察官の面々のコメディー＆推理小説。

私が読んだのは、続編。
いきなり続編から入ってしまいました。

日々の仕事をぱっと忘れる為に電車で読むには最適の
軽いタッチの本。

でも私は推理が入ってる本編よりも、最後のあとがき
「熊本警察官の独り言ち」が一番面白かったわ。
シュールな文章なんだもん。

芥川賞作品。かなり短いお話で、1時間半もかからないくらいで
読めちゃいます。
ストーリーに落ちがある訳ではなく、その場面場面の子供の主人公の
心情をかみ締めていく感じ。
何も考えていなかった子供の頃、だけど何かを感じ取っていたあの頃を
懐かしく思い出せるような作品です。

なーんてコメントしてみたりして。